【注意喚起】JPYCの購入方法でコインチェックなどの口座開設を勧めるサイトには注意




「JPYCを買うにはまずコインチェックで口座開設!」みたいな勧め方はほぼ詐欺だ。以下に理由をまとめている。
【理由1】JPYCはコインチェックやDMM Bitcoinなどでは取り扱っていない
JPYCの購入方法を解説しているサイトの中で、
「JPYCを購入するためには暗号資産(仮想通貨)取引所であるコインチェックやDMM Bitcoinの口座開設が必要」
と説明している場合がありますが、実際は国内の暗号資産(仮想通貨)取引所でJPYCを取り扱っているところはありません。



コインチェックやDMM Bitcoin以外でもJPYCは取り扱っていない。
今後JPYCが上場することがあれば別
JPYCは現在、コインチェックやDMM Bitcoinで取り扱っていませんが、将来これらの取引所がJPYCをリストすることを決定すれば、その場合にはJPYCの取引が可能となります。
つまり、上場するかどうかは取引所の判断によるものです。



上場していない段階で取り扱っている風に勧めるのはほぼ詐欺だ。
JPYCの直接購入は公式サイト(JPYC Apps/JPYC販売所)でのみ可能
現状、JPYCを直接購入出来るのは公式サイト(JPYC Apps/JPYC販売所)のみです。





一次流通は公式サイトのみで行われている。
【理由2】公式サイトでJPYCを購入するとスワップ分のガス代が貰える(ETH以外)
JPYCは欲しい通貨を購入するために必要になるケースが多いと思うので、基本的には送られてきたウォレットで欲しい通貨にスワップ(変換)することが多いかと思います。※JPYCは公式サイトで購入するとウォレットに直接送金されます。
その際、初めて仮想通貨を購入する場合などはウォレット内にガス代(スワップにかかる手数料)がないケースもあると思いますが、JPYCを購入するとおまけとしてそのガス代がプレゼントされます。



このプレゼントがなければガス代分のネイティブトークンを購入する必要があるので、その場合は「JPYCを購入するにはコインチェックの口座開設が必要!」というのは真っ当になる。
EthereumのJPYCを購入する場合のみ取引所の口座開設が必要
ガス代が貰えるのはイーサリアムチェーン(Ethereumネットワーク)以外のJPYC購入時なので注意が必要です。※イーサリアムチェーンのガス代は他と比べて非常に高い。
EthereumのJPYCを購入する際はガス代としてのイーサリアム(ETH)が必要になるので、暗号資産(仮想通貨)取引所でガス代分のイーサリアム(ETH)を購入する必要があります。



これがあるので「JPYCを購入するにはコインチェックの口座開設が必要!」という勧め方は完全に間違っているとは言い切れない。



ちなみにETHが欲しい場合はJPYCを買っても結局ガス代が高くなるのであんまり意味がない。ETHが欲しいなら手数料無料の暗号資産取引所を利用した方が安くつくし、JPYCの利用はイーサリアムチェーン以外の通貨が欲しい場合の利用がお勧めだ。


JPYC公式がETH以外のガス代を配布するのをやめた場合は別
ガス代に関しては、公式には「プレゼント内容は予告なく変更することがある」と表記されているので、現在どうなっているのかは購入前に必ず確認しておきましょう。
【公式】JPYCの買い方(購入方法・手順を画像付きで丁寧に解説!)



ガス代が貰えなくなった場合は、そのチェーンのガス代を持っていない場合に限り暗号資産(仮想通貨)取引所の口座開設が必要になる。
まとめ
上記の内容を簡単にまとめると以下の通り。
- 現状、JPYCは公式サイト(JPYC Apps/JPYC販売所)以外では取り扱っていない。
- 公式サイトでJPYCを購入するとスワップ分のガス代が貰える(ETH以外)。
- 上記の理由から、イーサリアムチェーン(Ethereumネットワーク)以外のJPYC購入時は取引所の口座開設は必要ない。
- EthereumのJPYCを購入する場合と、JPYC公式がETH以外のガス代を配布するのをやめた場合は取引所の口座開設が必要になる。



JPYCに関しての情報は高頻度で更新されている。最新情報に関しては公式サイトや公式Twitterなどで確認してくれ。
関連メディア
- JPYC公式サイト:https://jpyc.jp
- JPYC公式Twitter:https://twitter.com/jcam_official