【真実】仮想通貨における取引所/販売所/手数料/スプレッドの違いと特徴

仮想通貨(暗号資産)取引所には「販売所」と「取引所」がある


- 暗号資産(仮想通貨)取引所には「販売所」と「取引所(板取引)」がある。
- 「販売所」=企業⇔ユーザー間のやり取り(売買)。
- 「取引所」=ユーザー⇔ユーザー間のやり取り(売買)。
- 「販売所」におけるスプレッド=売り買いの差額を想定した「手数料」のことを指す。
- 「取引所」におけるスプレッド=売り買いの差額から見る「市場が盛り上がってるどうかの指標」のこと。
ざっくり言うと
「販売所」はゲオやブックオフなどの中古屋で購入/買取店で売却するみたいなイメージで、「取引所」はメルカリやオークションなどのイメージ。「販売所」のスプレッドは売り買いの差額を想定した「手数料」、つまり売買の代行手数料のことを指していて、「取引所」のスプレッドは市場が盛り上がっているかどうか、つまり流動性が高い(取引量が多い/ユーザー数が多い)かどうかの指標を測る意味で使われている。※「販売所」のスプレッドは予測しづらいこともあり、どの企業も明確な数字は公表していない。「取引所」では売買の代行手数料は発生しないので、「取引所」で売買する方が圧倒的にお得。



スプレッドについては厳密に言うともっとややこしいので、その点については順を追って説明していく。
「販売所」について
仮想通貨(暗号資産)取引所における「販売所」の主な特徴は以下の通り。
ゲオやブックオフなどの中古屋で購入/買取店で売却するようなイメージ
「販売所」は企業⇔ユーザー間で仮想通貨の売買を行う場所で、イメージとしてはゲオやブックオフのようなお店の概念に近いです。
例えば、ゲームや漫画をゲオやブックオフで売買する場合、お店側は利益を確保するための価格設定を行うので、直接ユーザー同士で売り買いするよりユーザー側は価格的には損をします。
ただ、品揃えや使いやすさと言ったと点では「販売所」の方が優遇されていることが多いです。



「販売所」は使いやすいが価格的には損だ。
売買の代行手数料(スプレッド)が発生する
「販売所」での売買は代行手数料が発生します。
この「販売所」の売買の代行手数料のことはスプレッドと呼ばれていて、お店側は利益を確保するためにスプレッドを上乗せした価格設定で売買を行っています。
上の例で言うと、ゲームや漫画をゲオやブックオフで売買する場合、お店側は安く買って高く売るのが基本です。
仮想通貨(暗号資産)取引所の場合はそのシステムを「販売所」で自動化していて、その差額を想定して自動化されたシステムのことをスプレッドと呼んでいます。
各「販売所」のスプレッドは5%~10%近くにも及ぶものあり、その場合は10,000円分の取引で500~1,000円程度が手数料として取られているということになります。



スプレッドは厳密に言うともう少し複雑で、その部分に関しては下で説明している。
各「販売所」のスプレッド一覧
販売所 | スプレッド率 |
---|---|
コインチェック | 5.9%~8.9% |
ビットフライヤー | 5.8%~9.5% |
GMOコイン | 4.9% |
DMM Bitcoin | 2.1%~3.2% |
LINE BITMAX | 2.8%~10.6% |
BITPOINT | 5.7%~8.9% |
bitbank | 4.9% |
BitTrade | 6.6%~11.2% |
SBIVCトレード | 5.2%~6% |
Zaif | 6.1%~7.2% |



「販売所」のスプレッドは「DMM Bitcoin」が比較的低めに設定されているが、正直この数字自体には正直そこまで意味はない。その理由についても順を追って説明している。
「取引所」について
仮想通貨(暗号資産)取引所における「取引所」の主な特徴は以下の通り。
メルカリやオークションのようなイメージ
「取引所」はユーザー⇔ユーザー間(ユーザー同士)で仮想通貨の売買を行う場所で、ユーザー同士の取引は板取引とも呼ばれています。
イメージとしてはメルカリやオークションに近く、注文方法や価格設定などを自分で行う必要があります。
また、仮想通貨(暗号資産)取引所によっては「販売所」では取り扱っていて「取引所」では取り扱っていない通貨などもあるので、そういった意味で品揃えという点では「販売所」に劣ることもあります。※「販売所」と「取引所」の取り扱い通貨が同じところもあります。
上の例で言うと、ゲームや漫画をゲオやブックオフで売買する場合は店のカウンターに商品を持っていくだけで全てやってくれますが、メルカリやオークションの場合は自分で色々決める必要があります。
また、メルカリやオークションは欲しい商品をどの価格で買えるかはタイミングによりますが、ゲオやブックオフなど大型店舗の場合、基本的には好きな商品を決まった価格で買えるようになっています。
ただ、「取引所」はメルカリやオークションのように取引が成立した後のやり取りなどがあるわけではなく、注文方法に関してもある程度自動化されているので、実際はそこまで面倒な作業はありません。



品揃えに関しても、他の「取引所」を候補に入れるのであれば解消される。その辺りについても下で詳しく説明している。
取引量×割合の手数料(メイカーテイカー手数料)が発生する
「販売所」と「取引所」では手数料のシステムが違っていて、「取引所」では売買の代行手数料(「販売所」におけるスプレッド)は発生しません。
その代わり、メイカー(Maker)テイカー(Taker)手数料と呼ばれる取引手数料が発生します。
この手数料は「販売所」のスプレッド違ってシンプルで、単純に取引量×割合として設定されています。
割合は基本的に0.01%~0.1%程度なので、10,000円の取引で1円~10円が手数料として取られているということになります。



「取引所」におけるスプレッドについてはここで触れるとややこしくなるので、詳しくは下の方で解説している。ただ、「取引所」のスプレッドについては詳しく知っておかなくてもそこまで問題はない。
各「取引所」のメイカー(Maker)テイカー(Taker)手数料と取扱通貨一覧
![]() ![]() コインチェック | ![]() ![]() ビットフライヤー | ![]() ![]() GMOコイン | ![]() ![]() DMM Bitcoin | ![]() ![]() LINE BITMAX | ![]() ![]() BITPOINT | ![]() ![]() bitbank | ![]() ![]() BitTrade | ![]() ![]() SBIVCトレード | ![]() ![]() Zaif | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
取引手数料 | Maker:無料 Taker:無料 | Maker:0.01%~0.15% Taker:0.01%~0.15% ※10万円未満は0.15% | Maker:-0.03%(還元)~0.01% Taker:0.05%~0.09% | Maker:なし(※システム上成立しない) Taker:取引単位×1円~31円 ※BitMatch | Maker:-0.01%(還元) Taker:0.05% | Maker:無料 Taker:無料 | Maker:-0.02%(還元) Taker:0.12% | Maker:無料~0.2% Taker:無料~0.2% | Maker:-0.01%(還元) Taker:0.05% | Maker:無料 Taker:0.01%~0.03% |
取引所での取扱通貨数 | 7種類 | 1種類 | 20種類 | 20種類 ※BitMatch | 1種類 | 11種類 | 28種類 | 26種類 | 7種類 | 19種類 |
通貨一覧 | ・ビットコイン(BTC) ・イーサリアムクラシック(ETC) ・リスク(LSK) ・モナコイン(MONA) ・パレットトークン(PLT) ・フィナンシェトークン(FNCT) ・ダイ(DAI) 公式サイト | ・ビットコイン(BTC) 公式サイト | ・ビットコイン(BTC) ・イーサリアム(ETH) ・リップル(XRP) ・ビットコインキャッシュ(BCH) ・ライトコイン(LTC) ・ネム(XEM) ・ステラルーメン(XLM) ・ベーシックアテンショントークン(BAT) ・テゾス(XTZ) ・クアンタム(QTUM) ・エンジンコイン(ENJ) ・ポルカドット(DOT) ・コスモス(ATOM) ・シンボル(XYM) ・モナコイン(MONA) ・カルダノ(ADA) ・メイカー(MKR) ・ダイ(DAI) ・チェーンリンク(LINK) ・FCRコイン(FCR) ・アスター(ASTR) 公式サイト | ・ビットコイン(BTC) ・イーサリアム(ETH) ・リップル(XRP) ・ポリゴン(MATIC)※ERC-20 ・チェーンリンク(LINK) ・ニッポンアイドルトークンNIDT ・メイカー(MKR) ・アバランチ(AVAX) ・チリーズ(CHZ ・トロン(TRX) ・ジパングコイン(ZPG) ・ライトコイン(LTC) ・ステラルーメン(XLM) ・イーサリアムクラシック(ETC) ・ビットコインキャッシュ(BCH) ・ベーシックアテンショントークン(BAT) ・エンジンコイン(ENJ) ・オーエムジー(OMG) ・モナコイン(MONA) ・フレア(FLR) 公式サイト | ・フィンシア(FNSA) 公式サイト | ・ビットコイン(BTC) ・イーサリアム(ETH) ・リップル(XRP) ・ビットコインキャッシュ(BCH) ・ライトコイン(LTC) ・ベーシックアテンショントークン(BAT) ・トロン(TRX) ・エイダ(ADA) ・アイオーエスティー(IOST) ・ディープコイン(DEP) ・シバイヌ(SHIB) 公式サイト | ・ビットコイン(BTC) ・イーサリアム(ETH) ・リップル(XRP) ・ポリゴン(MATIC)※ERC-20 ・ライトコイン(LTC) ・モナコイン(MONA) ・ビットコインキャッシュ(BCC) ・ステラルーメン(XLM) ・クアンタム(QTUM) ・ベーシックアテンショントークン(BAT) ・オーエムジー(OMG) ・シンボル(XYM) ・チェーンリンク(LINK) ・メイカー(MKR) ・ボバネットワーク(BOBA) ・エンジンコイン(ENJ) ・ポルカドット(DOT) ・ドージコイン(DOGE) ・アスター(ASTR) ・カルダノ(ADA) ・アバランチ(AVAX) ・アクシーインフィニティ(AXS) ・フレア(FLR) ・ザ・サンドボックス(SAND) ・エイプコイン(APE) ・ガラ(GALA) ・チリーズ(CHZ) ・オアシス(OAS) ・ディセントラランド(MANA) ・ザ・グラフ(GRT) 公式サイト | ・ビットコイン(BTC) ・イーサリアム (ETH) ・リップル (XRP) ・ビットコインSV (BSV) ・アストラ (ASTR) ・ディープコイン (DEP) ・コットンビル (COT) ・プラチナ (PLT) ・ジャスミン (JASMY) ・ライトコイン (LTC) ・ハイパーテック (HT) ・ビットコインキャッシュ (BCH) ・エンジンコイン (ENJ) ・アイオーエスティ (IOST) ・ステラルーメン (XLM) ・ネム (XEM) ・ポリカーディア (DOT) ・カルダノ (ADA) ・トロン (TRX) ・テゾス (XTZ) ・クアンタム (QTUM) ・オミセゴ (OMG) ・ベーシックアテンショントークン (BAT) ・オントロジー (ONT) ・リスク (LSK) ・シンボル (XYM) ・モナコイン (MONA) 公式サイト | ・ビットコイン(BTC) ・イーサリアム(ETH) ・リップル(XRP) ・ライトコイン(LTC) ・ビットコインキャッシュ(BCH) ・ポルカドット(DOT) ・チェーンリンク(LINK) 公式サイト | ・ビットコイン(BTC) ・イーサリアム(ETH) ・シンボル(XYM) ・ネム (XEM) ・フィスココイン(FSCC) ・カイカコイン(CICC) ・ネクスコイン(NCXC) ・ディープコイン(DEP) ・元素騎士メタバース(MV) ・ロンドコイン(ROND) ・ポリゴン(MATIC)※ネイティブトークン ・トロン(TRX) ・コスプレトークン(COT) ・モナコイン (MONA) ・ポルカドット(DOT) ・ザイフ(ZAIF) ・コムサネム(CMS:XEM) ・コムサイーサ(CMS:ETH) ・カウンターパーティー(XCP) 公式サイト |
※現物取引時の物のみ記載。



「取引所」の取引手数料(Maker/Taker)は「販売所」に比べてかなり低く設定されている。
基本的には「取引所」の方がお得


「販売所」の手数料(スプレッド/売買の代行手数料)は5%~10%近くにも及ぶものあり、その場合は10,000円分の取引で500~1,000円程度が手数料として取られることになります。
その点、「取引所」の手数料(メイカーテイカー手数料/取引手数料)は0.01%~0.1%程度と低く、10,000円の取引で1円~10円が手数料として取られる程度です。



手数料や取引価格の観点から見れば「取引所」の方が圧倒的にお得だ。
価格の面で「販売所」を利用するメリットはほぼない
「販売所」は”そこでしか取り扱っていない通貨がある”というケース以外で利用するメリットはほぼありません。
どういうことかと言うと、まず暗号資産(仮想通貨)取引所によっては「販売所」でしか売買出来ない(「取引所」で取り扱っていない)通貨もあります。
例えば、コインチェックやビットフライヤーはイーサリアム(ETH)を「取引所」で取り扱っていないので、購入したい場合は「販売所」を利用する必要があります。
ただ、コインチェックとビットフライヤー以外でイーサリアムを「取引所」で取り扱っている暗号資産(仮想通貨)取引所は現状いくつもあって、手数料も優秀、ユーザー数も多いので取引が成立しないということもまず起こりません。
そうなった場合、どうしてもコインチェックやビットフライヤーしか使いたくない、または使えないという理由がない限りは「販売所」で購入するメリットは無くなります。



上記はあくまで一つの例であって、コインチェックやビットフライヤーを利用している人を否定しているわけではない。
「取引所」のデメリットは?
「取引所」の主なデメリットは以下の2点です。
- 仮想通貨(暗号資産)取引所によっては取り扱っている通貨が少ない。
- 「販売所」よりごちゃごちゃしていて使いにくい。
上の例でも挙げていますが、コインチェックやビットフライヤーは「販売所」と「取引所」で取り扱い通貨の種類にかなりの差があります。
そのため、コインチェックやビットフライヤーを利用する上では、「取引所」の取り扱い通貨が少ないことは「取引所」のデメリットと言えます。
また、「取引所」はデータ量や数字が多くなる分、UIやデザインがごちゃごちゃしているので、そういった意味での使いやすさという点では「販売所」に劣ります。



ちなみに”「取引所」だと注文が成立しないケースがあるのがデメリット”と説明してるところもあるが、実際は「成行注文」だとほぼ成立するし、その場合でも「販売所」よりも全然安く買えるので、これをデメリットと言うのは若干ズレているのではないかと個人的には感じている。
「取引所」の「取り扱い通貨」が特に重要


「取引所」を利用することを前提として暗号資産(仮想通貨)取引所では選ぶ場合は、「取引所」でどの通貨を取り扱っているかを確認することが特に重要です。
各「取引所」での取り扱い通貨と取引手数料一覧
![]() ![]() コインチェック | ![]() ![]() ビットフライヤー | ![]() ![]() GMOコイン | ![]() ![]() DMM Bitcoin | ![]() ![]() LINE BITMAX | ![]() ![]() BITPOINT | ![]() ![]() bitbank | ![]() ![]() BitTrade | ![]() ![]() SBIVCトレード | ![]() ![]() Zaif | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
取引手数料 | Maker:無料 Taker:無料 | Maker:0.01%~0.15% Taker:0.01%~0.15% ※10万円未満は0.15% | Maker:-0.03%(還元)~0.01% Taker:0.05%~0.09% | Maker:なし(※システム上成立しない) Taker:取引単位×1円~31円 ※BitMatch | Maker:-0.01%(還元) Taker:0.05% | Maker:無料 Taker:無料 | Maker:-0.02%(還元) Taker:0.12% | Maker:無料~0.2% Taker:無料~0.2% | Maker:-0.01%(還元) Taker:0.05% | Maker:無料 Taker:0.01%~0.03% |
取引所での取扱通貨数 | 7種類 | 1種類 | 20種類 | 20種類 ※BitMatch | 1種類 | 11種類 | 28種類 | 26種類 | 7種類 | 19種類 |
通貨一覧 | ・ビットコイン(BTC) ・イーサリアムクラシック(ETC) ・リスク(LSK) ・モナコイン(MONA) ・パレットトークン(PLT) ・フィナンシェトークン(FNCT) ・ダイ(DAI) 公式サイト | ・ビットコイン(BTC) 公式サイト | ・ビットコイン(BTC) ・イーサリアム(ETH) ・リップル(XRP) ・ビットコインキャッシュ(BCH) ・ライトコイン(LTC) ・ネム(XEM) ・ステラルーメン(XLM) ・ベーシックアテンショントークン(BAT) ・テゾス(XTZ) ・クアンタム(QTUM) ・エンジンコイン(ENJ) ・ポルカドット(DOT) ・コスモス(ATOM) ・シンボル(XYM) ・モナコイン(MONA) ・カルダノ(ADA) ・メイカー(MKR) ・ダイ(DAI) ・チェーンリンク(LINK) ・FCRコイン(FCR) ・アスター(ASTR) 公式サイト | ・ビットコイン(BTC) ・イーサリアム(ETH) ・リップル(XRP) ・ポリゴン(MATIC)※ERC-20 ・チェーンリンク(LINK) ・ニッポンアイドルトークンNIDT ・メイカー(MKR) ・アバランチ(AVAX) ・チリーズ(CHZ ・トロン(TRX) ・ジパングコイン(ZPG) ・ライトコイン(LTC) ・ステラルーメン(XLM) ・イーサリアムクラシック(ETC) ・ビットコインキャッシュ(BCH) ・ベーシックアテンショントークン(BAT) ・エンジンコイン(ENJ) ・オーエムジー(OMG) ・モナコイン(MONA) ・フレア(FLR) 公式サイト | ・フィンシア(FNSA) 公式サイト | ・ビットコイン(BTC) ・イーサリアム(ETH) ・リップル(XRP) ・ビットコインキャッシュ(BCH) ・ライトコイン(LTC) ・ベーシックアテンショントークン(BAT) ・トロン(TRX) ・エイダ(ADA) ・アイオーエスティー(IOST) ・ディープコイン(DEP) ・シバイヌ(SHIB) 公式サイト | ・ビットコイン(BTC) ・イーサリアム(ETH) ・リップル(XRP) ・ポリゴン(MATIC)※ERC-20 ・ライトコイン(LTC) ・モナコイン(MONA) ・ビットコインキャッシュ(BCC) ・ステラルーメン(XLM) ・クアンタム(QTUM) ・ベーシックアテンショントークン(BAT) ・オーエムジー(OMG) ・シンボル(XYM) ・チェーンリンク(LINK) ・メイカー(MKR) ・ボバネットワーク(BOBA) ・エンジンコイン(ENJ) ・ポルカドット(DOT) ・ドージコイン(DOGE) ・アスター(ASTR) ・カルダノ(ADA) ・アバランチ(AVAX) ・アクシーインフィニティ(AXS) ・フレア(FLR) ・ザ・サンドボックス(SAND) ・エイプコイン(APE) ・ガラ(GALA) ・チリーズ(CHZ) ・オアシス(OAS) ・ディセントラランド(MANA) ・ザ・グラフ(GRT) 公式サイト | ・ビットコイン(BTC) ・イーサリアム (ETH) ・リップル (XRP) ・ビットコインSV (BSV) ・アストラ (ASTR) ・ディープコイン (DEP) ・コットンビル (COT) ・プラチナ (PLT) ・ジャスミン (JASMY) ・ライトコイン (LTC) ・ハイパーテック (HT) ・ビットコインキャッシュ (BCH) ・エンジンコイン (ENJ) ・アイオーエスティ (IOST) ・ステラルーメン (XLM) ・ネム (XEM) ・ポリカーディア (DOT) ・カルダノ (ADA) ・トロン (TRX) ・テゾス (XTZ) ・クアンタム (QTUM) ・オミセゴ (OMG) ・ベーシックアテンショントークン (BAT) ・オントロジー (ONT) ・リスク (LSK) ・シンボル (XYM) ・モナコイン (MONA) 公式サイト | ・ビットコイン(BTC) ・イーサリアム(ETH) ・リップル(XRP) ・ライトコイン(LTC) ・ビットコインキャッシュ(BCH) ・ポルカドット(DOT) ・チェーンリンク(LINK) 公式サイト | ・ビットコイン(BTC) ・イーサリアム(ETH) ・シンボル(XYM) ・ネム (XEM) ・フィスココイン(FSCC) ・カイカコイン(CICC) ・ネクスコイン(NCXC) ・ディープコイン(DEP) ・元素騎士メタバース(MV) ・ロンドコイン(ROND) ・ポリゴン(MATIC)※ネイティブトークン ・トロン(TRX) ・コスプレトークン(COT) ・モナコイン (MONA) ・ポルカドット(DOT) ・ザイフ(ZAIF) ・コムサネム(CMS:XEM) ・コムサイーサ(CMS:ETH) ・カウンターパーティー(XCP) 公式サイト |
※現物取引時の物のみ記載。
NFTを買うならイーサリアム(ETH)を取り扱っているかが重要


イーサリアムはNFTの売買で主に必要になります。
そのため、NFTの購入などが目的で仮想通貨を購入する場合は、「取引所」でイーサリアムが取り扱っているかはかなり重要になります。



最近はイーサリアム以外で買えるNFTも増えてきたが、それでもまだまだイーサリアムが必要になるケースは非常に多い。
タップで切り替え
- GMOコイン
- DMM Bitcoin※BitMatch
- BITPOINT
- bitbank
- BitTrade
- SBIVCトレード
- Zaif



NFTの売買が目的なら「GMOコイン」か「DMM Bitcoin」が特にお勧めだ。この二つは入金/出金(送金)の合計手数料が安く、ユーザー数も多いので売買もしやすい。ただ、DMM Bitcoinは「取引所」ではなく「BitMatch」なので若干システムは異なる。
NFTゲームをプレイするならリップル(XRP)やその他マイナー通貨を取り扱っているかも重要


NFT(ブロックーチェーン)などをプレイする場合はリップルやマイナー通貨を取り扱っているかも重要になります。
その理由としては、まずリップルは送金や入金を繰り返す際の手数料が安い、かつ処理も早いからです。
NFT(ブロックーチェーン)ゲームなどで使われる通貨は国内では取り扱っていないことも多く、海外の取引所を経由しての売買が必要なケースも少なくありません。
そういった送金/入金が重なる際は、手数料が安く処理も早い、かつ取り扱っている場所も多いリップルが便利でよく使われています。
ただ、海外の取引所を経由するには手順が多く面倒なので、欲しいマイナー通貨を取り扱っている国内の取引所がある場合はそこを直接利用した方が便利な場合もあります。



この辺はケースバイケースではある。
タップで切り替え
- GMOコイン
- DMM Bitcoin
- BITPOINT
- bitbank
- BitTrade
- SBIVCトレード



「DMM Bitcoin」に関しては海外送金が出来ないので、海外送金が目的で利用されることが多いリップルとはあまり相性が良くない。海外送金を利用しないのであれば関係ないがな。
スプレッドについて踏み込んで解説


スプレッドに関して、「損をしない最低限の知識」としては上記までの認識で問題はありません。
ただ、スプレッドを厳密にいうともっと複雑で、下記ではその部分について踏み込んで解説しています。



基本的には上記までの理解で問題はないし、ここから下は読んでいてうんざりすると思うので、より詳しく仕組みを知りたいという場合のみ心して読んでくれ。
「販売所」のスプレッドについて踏み込んで解説
「販売所」のスプレッドは売買の代行手数料のことであり、お店側は利益を確保するためにスプレッドを上乗せした価格設定で売買を行っています。
仮想通貨(暗号資産)取引所の場合はそのシステムを「販売所」で自動化していて、その差額を想定して自動化されたシステムのことをスプレッドと呼んでいます。
各「販売所」のスプレッドは5%~10%近くにも及ぶものあり、その場合は10,000円分の取引で500~1,000円程度が手数料として取られているということになります。
ただ、これは厳密に言うと少し違っていて、まず根本的にスプレッドというのは手数料という概念ではなく、売り買いの差額という概念です。
どういうことかというと、上記の例だと10,000円分を購入した時点で5~10%程度の手数料が発生したという意味にもとれると思いますが、実際はそうではなく、同じ「販売所」内で10,000円分を購入⇒売却した時点で500~1,000円程度(5~10%程度)が手数料として発生するというのが正しいです。
つまり、実際は購入しただけ、売却しただけでは上記のスプレッドというのは確定せず、購入と売却が両方成立した時点でスプレッドが確定するということです。
かつ、各「販売所」でスプレッドの設定は異なるので、同じ「販売所」内で購入と売却が両方成立して初めて上記の数値が参考になるということにもなります。
さらに厳密に言えば、理屈上は「販売所」では購入・売却のどちらか片方の時点でもスプレッドが手数料として上乗せされているはずですが、上記で記載している数字は実際に購入⇒売却した差額を元に調査された数字なので、その部分を明確に知ることは出来ません。
片方だけを調査することは可能?
実際にこの片方だけのスプレッドを知ろうとする場合、他の「取引所(板取引)」を使って同じタイミングで同じ価格で売買を成立させた上で、その数値を元に計算するということを行えばある程度予測は可能です。
ただ、「取引所」は他社の「取引所」の場合は当然ユーザー数や取引量は違いますし、同じ仮想通貨(暗号資産)取引所内であっても「販売所」と「取引所」の注文はリンクしていません。
従って、この調査を行う場合はその点も注意した上で行う必要がありますし、片方だけの数字を調査するのは難しく、出来たとしても正確な数字を知ることは困難だと言えます。
企業側が割合などを公表してくれていれば、もっとシンプルにある程度の予測や調査も可能かもしれませんが、そういった数値や割合を公表している仮想通貨(暗号資産)取引所は現状存在していません。
なので、上で記載している数字はあくまで同じ「販売所」内で購入⇒売却した時点で5~10%程度が手数料として発生しているという認識が厳密には正しいということになります。



単純に購入・売却どちらか片方時点で半分の2.5%~5%程度が発生していると考えても良いかもしれないが、この考えには何の根拠もない。
「取引所」にもスプレッドという概念はある
「販売所」のスプレッドはいろいろな要素を上乗せしてかなり複雑に聞こえますが、全てをひっくるめると「売り買いの差額」と言い換えることが出来て、スプレッドとは本来その意味で使われます。
つまり、「取引所」においても「売り買いの差額」は当然発生するので、「取引所」にもスプレッドという概念は存在します。
「取引所」の場合は「販売所」と違って「手数料」と「スプレッド」が分かれている分、こっちはこっちで「スプレッド」自体が正しく理解しようとするとかなり複雑なのでややこしくなっています。
「取引所」における「手数料」
数字を用いて例えると、まず「取引所」の場合は「販売所」とは別の「取引手数料(メイカーテイカー手数料)」が発生します。
取引手数料が0.1%だとして、10,000円分購入すると10円が手数料として取られます。
そして、10,000円で購入した分(9,990円分)を売却した場合も10円が手数料として取られます。※9.99円⇒10円としています。
これが「手数料」です。
「取引所」における「スプレッド」
「取引所」のスプレッドは売り注文と買い注文の間の最小の価格差を指します。
言い換えると、高く売りたい人と安く買いたい人の一番狭い差額がスプレッドです。
数字を用いて例えるなら、まず最も高く売りたい人が10,005円で売りたいと設定し、一方で最も安く買いたい人が10,000円で買いたいと設定した場合、この二つの価格差、つまり5円がスプレッドとなります。
このスプレッドがゼロにならない限り、最も高く売りたい人と最も安く買いたい人の取引は成立しません。
スプレッドがゼロになるというのはどういうことかと言うと、この場合は安く買いたい人が妥協して10,005円以上で買いたいと設定するか、あるいは高く売りたい人が妥協して10,000円以下で売りたいと設定するかです。
もしどちらかが妥協した場合は取引が成立し、「取引所」上のスプレッドは一時的にゼロになります。
ただし、他の売り手と買い手がいる限り全員が全員妥協するわけではないので、その取引が終了するとすぐに新たなスプレッドが発生します。
これは新たな売り手はより高い価格で、新たな買い手はより低い価格で取引したいと思っているためで、スプレッドは一時的(瞬間的)にゼロ、またはマイナスとなることはあっても、その状態が維持されることはほぼあり得ません。



数字が出るとめちゃめちゃ分かりづらいが、簡単に言うと売り手と買い手のせめぎ合いの部分がスプレッドということだ。



加えて言うと、上記で説明している「販売所」のスプレッドの場合は厳密に言うと「手数料+スプレッド」で、「取引所」の場合は「手数料」と「スプレッド」が分解されている。さらに言えば、最初にここまで説明されて理解出来るケースは少ないと思うので、当サイトも含めて”「販売所」のスプレッド=手数料”というニュアンスで説明しているところも少なくない。
スプレッドと流動性の関係について
スプレッドと流動性は密接に関係していて、スプレッドを詳しく知る場合は「流動性」について理解しておくことも非常に重要です。
流動性とは?
流動性とは、市場にどれだけ動きがあるかのことを指します。
ざっくり言うと、「流動性が高い=取引量が多い(注文が成立しやすい)=主にユーザー数が多い」、または「流動性が低い=取引量が少ない(注文が成立しにくい)=主にユーザー数が少ない」ということが言えます。



「流動性が高い=活発」で、「流動性が低い=過疎」ということだ。
スプレッドと流動性の関係
上記を踏まえた上で説明すると、「スプレッドが狭い(最も高く売りたい人と最も安く買いたい人の価格差が狭い)=流動性が高い(取引量が多く注文が成立しやすい)」ということが言えます。
つまり、「スプレッドが狭い=主にユーザー数が多くて盛り上がっている市場」とも言えます。
また、スプレッドが狭い市場は取引による価格変動の幅が狭いとも言えます。
どういうことかと言うと、盛り上がっていない市場で大きな取引があると、その取引が市場の価格に大きく影響を与える場合があります。
しかし、盛り上がっている市場であれば大きな取引があっても、その取引が市場の価格に与える影響は比較的少なくなります。



競馬とかで1,000万円とか賭けるやつがいたらオッズが下がるみたいなことだな。ちなみにこれはあくまで「取引による影響」の話なので、仮想通貨自体の価値が変動していることとは別で考える必要がある。
流動性が高いとお得に売買しやすい
流動性が高い市場は安く買いたい人は安く買いやすく、高く売りたい人は高く売りやすい市場と言えます。
その理由として、まず「流動性が高い=スプレッドが狭い」ということが言えます。
上記でも説明している通り、スプレッドが狭い市場では売りたい人と買いたい人の価格の差が小さいため、相場の価格に近い価格で取引が成立しやすくなります。



この「相場に近い価格で成立がしやすくなる」ということは非常に重要で、逆にスプレッドが広い市場だと相場を釣り上げる転売ヤーみたいなやつが幅を利かせやすいが、スプレッドが狭いとそうはならない、みたいなイメージだ。



あとは上でも説明したように、「注文が成立しやすい」ことや「取引による価格変動の幅が狭い」ということも、お得に売買しやすくなるための要因となり得る。
「販売所」と「取引所」の流動性はリンクしていない
上記でも少し触れましたが、「販売所」と「取引所」の注文はリンクしているわけではありません。
つまりA社の「販売所」のスプレッド率が低い=A社の「取引所」のスプレッドが狭い(お得に売買しやすい)というわけではありません。
ただ、A社の「販売所」のスプレッド率が低い=A社のユーザー数が多いということでもあるので、その点を踏まえればA社の「販売所」のスプレッド率が低い=A社の「取引所」のスプレッドにも影響する可能性もゼロではないとも言えます。



つまり、過疎ってるオークションより利用者が多いオークションの方がお得に買い物はしやすいが、「販売所」と「取引所」は別サイト(別の市場という意味での比喩)だから参考にはならない。ただ、別サイトと言っても系列サイトではあるので、若干の影響はあるのかもしれない、といったところだ。



とは言え「販売所」を利用するユーザー層と「取引所」を利用するユーザー層は別な場合が多いので、実際は”「販売所」のスプレッド率が低い=「取引所」のスプレッドが狭い”とはならないことの方が多い。
まとめ
上記の内容を簡単にまとめると以下の通り。
- 仮想通貨(暗号資産)取引所には「販売所」と「取引所」がある。
- 基本的には「取引所」の方がお得。
- 「取引所」の「取り扱い通貨」が特に重要。
- NFTを買うならイーサリアム(ETH)を取り扱っているかが重要。
- NFTゲームをプレイするならリップル(XRP)やその他マイナー通貨を取り扱っているかも重要。
- スプレッドは非常にややこしいので最低限理解しておけばOK。
- 厳密には正しくはないが”スプレッド=「販売所」の手数料”という解釈でもそこまで問題はない。



どこが使いやすいかは人それぞれだが、理解した上で必要経費として支払うのと、全く理解していない上で知らないうちに損をするのは全く違うと思っている。とは言え所々個人的な見解も入っているし、これが全て正解というわけではないので、あくまで参考までにしてもらえたらと思う。
関連サイト
- コインチェック:https://coincheck.com/ja/
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